レビュー対象商品:工房 楔 ローラーボール Mペン 花梨こぶ杢
投稿日時:2019/04/19 20:01:00
工房楔の永田さんには、いつもお世話になってますが、このペンについては、対面販売の時に気が付かなかったので、今回ペンハウスで購入しました。しかし、買ってみて驚いたのは、このペンの恐るべき性能です。水性やゲルといったボールペンは生みの親であるOHTOやSAKURAが、いずれも約111mmのリフィルを採用しているので、ドイツのシュミットも日本のパイロットも同じ長さのリフィルを開発しています。しかし、互換性を嫌って口金というか、先端部分に細工して、他社の軸では使用できないようにしているクラフトがあります。ところが、このペンは恐るべきことに111mmのリフィルであれば全て装填が可能です。C300系もシュミットがOEMを担当しているものも、パイロット系も他の日本のブランドもすべてです。おまけに同じ111mmの細軸のジェットストリームやエマルジョンまで装填できてしまう…。
ペンに愛着を感じるには、やはり軸の質感やデザインの美しさという点が重要です。しかし、日本のボールペンは、その性能に比べて著しく軸の美しさが劣る場合が多いのも事実。永田さんの杢を生かしたこのペンであれば、日本製ボールペンの性能とペンそのものの美しさを兼ね備えたものとなります。ほんとうに素晴らしいものです。