木工家・永田篤史氏とのコラボレーションでこれまでにない極上のエクステンダーが完成しました!手に取ると、まずはアセテート特有の心地よい手ざわりに嬉しくなります。さらに鉛筆を挿して書き始めると、程よい軸の太さと重みが加わり、鉛筆だけでは味わうことのできない特別な書き味に驚きます。
万年筆でもなく、ボールペンでもない、鉛筆との一体感から生まれる新しい書き心地を是非手にとってお愉しみください!
通常、エクステンダーは短くなってしまった鉛筆を最後まで使い切るために用いるのが一般的なイメージですが、「Pent×工房楔エクステンダー」なら、さらに鉛筆が快適に使える魅力が満載です。
鉛筆は使い続けるにつれ当然ながら短くなっていってしまいます。そこが鉛筆の奥深さでもあるのですが、どうしても日々筆記バランスが変わっていってしまい、納得できない時がやってきます。「Pent×工房楔エクステンダー」を使えば、常に一定の筆記バランスを保つことができ、いつでも快適に鉛筆を使用することが可能となります。
「Pent×工房楔エクステンダー」を使うことにより、鉛筆に程よい重量感が加わります。ただ鉛筆で書くだけでは味わうことの出来ない心地良い感覚が、手から伝わり、思考力・創造性を高めてくれることでしょう。この高級感ある佇まいは鉛筆であることを忘れてしまいそうなほどです。
携帯時は鉛筆を逆さまに挿入すれば、ペンケース内を汚さず、芯折れも防ぐことができます。見た目もすごく高級感があるので、スーツやシャツのポケットに入れてもお洒落です!
インテリアデザインから木工家としての経歴をスタートさせた工房楔・永田篤史氏。家具や食器を作るうちに美しい「杢」の世界に引き込まれていったという。本当に良いと思った特別な木材で作品を作ろうとすると、その稀少性から作品のサイズが文具など小さなものへと変わっていったそうだ。「今ではその小さな世界の中に美しい模様をどう表現していけるか。そういう仕事をしている」と永田氏は語る。
今回エクステンダーの作成を進める際も、何度となく氏のこだわりを垣間見た。
「妥協して安いものを作るのは簡単、本当に良いものだけを作りたい」。精度の追求、かたくなに本物を求める姿勢。そんな職人が手間暇をかけて作り出すものは逸品に違いない。
1976 岐阜県に生まれる
1995~2001 神戸芸術工科大学にてインテリアデザインを学ぶ
1999 オーストラリア パースにて家具作家 フィリップ=ブルックスに家具造りを学ぶ
2003 スウェーデン カペラゴーデン工芸学校 サマーコース修了。 アメリカ カレッジ オブ レッドウッド サマーコース修了。 松本クラフトフェア 出展
2004 9月、「工房 楔」を設立。以来、木工家として活動
軸材に使われているアセテートは木材パルプ(セルロース)を原料にしたアセチルセルロースから作られる繊維質の素材です。自然成分を原料に作られるため土に埋めても有害ガスの発生もなく地球に優しいのが特徴です。表面に適度な吸湿性を持つため、まるで手に吸い付くような優れた手触りと、透明性・発色性の良い深みのある色柄もアセテートならでは。筆記具のほか、肌に触れるメガネフレームの素材としても有名です。
優れた手触り・発色の良さ、地球に優しいと良いことばかりのアセテートですが、問題点としてその加工の難しさがあります。デリケートな素材のため、木やアクリルなどとくらべても大変な手間がかかってしまいます。そのため加工できる職人も現在では少なくなりつつあります。
「Pent×工房楔」のエクステンダーには無垢のステンレスから削り出した特注のパーツを使用。細部にまでこだわり設計され組み立てられるため、既成のパイプを使った場合、0.04mmという僅かな違いにより作品に狂いがでてしまうといいます。そこで信頼できる工房にパーツを特注、永田氏の厳しいチェックを合格したパーツだけがエクステンダーに使用されています。